キャプテンと呼ばないで

DVD8巻特典小説のネタばれが含まれますのでご注意下さい
 

シニストラは昔の癖でついデクステラをキャプテンと呼んでしまうそうで、まあこんなとこまでコジケン設定〜とにへにへしていたのですが、特典小説を読んでもしかしたらもっと深い意味があるかもしれないぞ、と妄想を逞しくしてみた。

そもそもデクがいつから"キャプテン"なのかなんて深く考えてなかったデスよー考えてみなくても小学生からキャプテンやってましたなんて筈はないわけで、少なくともデクステラ(右)とシニストラ(左)なんて対になるコードネームをつけられたときは同格の存在だった筈だと気がついてもよかった……。
で、特典小説によりますとやっぱり、本来エストランドは2×6の12人編成。デクとシニはそこでのペア。ちなみにオフェンスとディフェンスではなくてフォワードとバックアップ。
ところがとある事件で(なんて軽くいう話でもないんだけど)キャプテンが殉職してしまい、次のキャプテンがデクステラに。それから一人減り二人減りしていったのはサウンドレイヤーで語られているとおり。

元々デクとシニは言ってみれば助さん角さん(TOPに特に目をかけられた最強ペアってことでね)、それが近藤勇と土方歳三(幼なじみ且つNo.1とNo.2)になり、GOTTのESメンバーになってまた助さん角さんになった−いや戻った。
何が言いたいかーといーうーとー、シニは元々デクをキャプテンとは呼んでないってこと。
デクがキャプテンと呼ばれていたのは長い期間でなさそうな近藤土方時代のみ。近藤土方時代にキャプテンと呼ぶべき所をうっかり名前で呼んでしまうってのはありそうだけどその逆っておかしくない? おかしくないよーと言われればそれまでだけど今日の拘りは明日のネタ。
そこで推理というより邪推。

わざとデクを"キャプテン"と呼ぶことで、シニはデクの中から黄門様の存在を消したいのでは?

だって「美しい金髪の青年」である黄門様(初代キャプテン)はデクステラとは「産まれながらの兄弟のような、互いという存在への尊敬」をもった「親密な仲」ですのよ〜。まあシニストラも含めた3人で「仲の良い兄弟のようだった」とも言われているけど、デクとシニの気持ちは微妙に違っていそうで金・赤・蒼のトライアングルは正三角形でないのは勿論、二等辺三角形でもなさそうな気配〜。で、ついついこんな妄想をしてみる。


一人虚空を眺める愛しい人の、眼差しの遠さにシニストラは思わずこう呼びかけた。
「キャプテン」
デクステラは振り向いてパートナーの間違いを軽くたしなめた。
「すみません」と素直に謝罪の言葉を唇にのせながら、その瞳はまっすぐデクステラを見ている。
デクステラは苦く笑ってシニストラを引き寄せた。
「お前は欲張りだな
 今ここにいる俺の全てとこの先の未来全てでもまだ足りんのか」(この台詞、是非鈴置声で想像して下さい)
「何のことです?」
そう応えるシニストラはもういつも通りどおりの端麗な笑顔。


と、このネタはぐぐぐっとほりさげて絵もつけてみたいです。それにいつか金赤蒼ネタもやってみたいかもーかもーかもー……金の設定画ってないのかなー作って下さい門○園さま)
しかし一点の曇りもないラブラブご夫婦カップルに何故敢えて黒雲を呼び込もうとするかなー自分。みなさん引かないで〜〜
2003.11.29

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